コンティニュー画面
最近の流行というのは良く知らない。それは今現在の流行であって、文字通り流れて行くものだから知っておく必要があまりないといえる。
あれってなんだっけ、といえばうっすら思い出せる程度で、つまらない顔をされたりするがそもそも同年代の知り合いというのはあまり多くない。
この年下の叔父からすれば、そこがちょうどいいのだろうか。今はこういうのが流行ってて、それのどこが面白いのかこと細かに説明してくる。
さしあたり、それを知っておく必要はないといえばない。ただ、それを説明している彼のほうが楽しそうだと思って見ている。
「承太郎さん!俺の話聞いてんスか〜っ?」
「…どこまで話したんだ?」
「もおーッ!」
頬を膨らませて不機嫌そうだが、その実彼の目はゆるやかに弧を描いている。
さて、何の話だったか。画面がチカリと光る。ああ、そういえば今日はテレビゲームがどうたらとかいう話だった気がする。
今、子供から大人まで夢中なシューティングゲームだとか言っていたような。
「やる気になれば出来るんだが」
「スタンド使うのはズルッスよ!」
目をそらしながら言って見れば、ゲームは好きなのに操作が苦手な彼は少々必死なようだ。
スタープラチナを使えば、1時間足らずでエンディングを見せられるものの、そういうことにスタンドは使わないでくれと本気で懇願されてからは控えている。
横で見ていると、どうにも懐かしい誰かを思い出すがそれとは違う。ほほえましい、とも思う。
「面白けりゃいいんだ、ゲームなんてのは」
「くううーっ、これだから出来る人は!俺みたいなのは大変なんスからっ!」
コントローラーを握りなおすと、見てろとばかりに画面に向かう。もう少し遊びたかったが、まぁ仕方が無い。
「億泰ですら出来るってのによおーっ…俺、焦っちゃってダメ…もうホント…」
数分とたたずに全滅する彼の姿は、ややかわいそうにも見える。これは確かに、得意不得意の次元じゃない。
「やれやれ…」
カーペットの上に放り出されたコントローラーを仗助に握らせて、隣にしゃがみこむ。床に座るな、と何度言っても直らない。
「ナビをしてやる」
「マジすか?」
「やるんならとことんやれ」
再び点滅する画面を眺め、二人でつい体を横に傾けてしまう。操作の方向と、同じ方向に。それで何か変わるわけではないのだけど。つい、口元が緩んだ。
あれってなんだっけ、といえばうっすら思い出せる程度で、つまらない顔をされたりするがそもそも同年代の知り合いというのはあまり多くない。
この年下の叔父からすれば、そこがちょうどいいのだろうか。今はこういうのが流行ってて、それのどこが面白いのかこと細かに説明してくる。
さしあたり、それを知っておく必要はないといえばない。ただ、それを説明している彼のほうが楽しそうだと思って見ている。
「承太郎さん!俺の話聞いてんスか〜っ?」
「…どこまで話したんだ?」
「もおーッ!」
頬を膨らませて不機嫌そうだが、その実彼の目はゆるやかに弧を描いている。
さて、何の話だったか。画面がチカリと光る。ああ、そういえば今日はテレビゲームがどうたらとかいう話だった気がする。
今、子供から大人まで夢中なシューティングゲームだとか言っていたような。
「やる気になれば出来るんだが」
「スタンド使うのはズルッスよ!」
目をそらしながら言って見れば、ゲームは好きなのに操作が苦手な彼は少々必死なようだ。
スタープラチナを使えば、1時間足らずでエンディングを見せられるものの、そういうことにスタンドは使わないでくれと本気で懇願されてからは控えている。
横で見ていると、どうにも懐かしい誰かを思い出すがそれとは違う。ほほえましい、とも思う。
「面白けりゃいいんだ、ゲームなんてのは」
「くううーっ、これだから出来る人は!俺みたいなのは大変なんスからっ!」
コントローラーを握りなおすと、見てろとばかりに画面に向かう。もう少し遊びたかったが、まぁ仕方が無い。
「億泰ですら出来るってのによおーっ…俺、焦っちゃってダメ…もうホント…」
数分とたたずに全滅する彼の姿は、ややかわいそうにも見える。これは確かに、得意不得意の次元じゃない。
「やれやれ…」
カーペットの上に放り出されたコントローラーを仗助に握らせて、隣にしゃがみこむ。床に座るな、と何度言っても直らない。
「ナビをしてやる」
「マジすか?」
「やるんならとことんやれ」
再び点滅する画面を眺め、二人でつい体を横に傾けてしまう。操作の方向と、同じ方向に。それで何か変わるわけではないのだけど。つい、口元が緩んだ。
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でも途中でめんどくさくなった承太郎さんにコントローラーを奪われていると思う。
たぶん、仗助は人のを見てるほうが燃えるということに途中で気づくね!
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