Trans/03
「オーマイガッ、何てこった!息子が娘になってるじゃねぇか!」
「だぁぁ離せじじぃ!」
予想通りというか、当然ながらジョセフ・ジョースターは我が子と、可愛い孫の変貌に驚きを隠せないようだった。
それも無理はない、見た目にもごつくていかにも不良と言った様子の二人が可愛らしい年頃の娘になってちょこんと座っていたのだから。
「マジかッ?わしの夢じゃないのか?」
「じじぃ…どんな夢見てやがる」
仗助は腰まわりから離れようとしないジョセフを引き剥がそうとやっきになっている。
仗助の父であり、承太郎の祖父であるジョセフは60代の半ばに差し掛かるというのに若々しい。
「で、生活用品がいるってわけじゃな」
ジョセフは楽しそうだ。ある意味では、新しいおもちゃを見つけてしばらく退屈しなさそうだと考えているのかもしれない。
「…わしじゃサイズとかはわからんのぅ」
「彩さんをよんだらいいんじゃないですか?」
「おお!康一くん、ナイス!」
その後一瞬、物凄い勢いで全員から睨まれたことを彼はしばらく忘れられなかったという。
天才的エステティシャン辻彩の登場によって、彼ら(現在は彼女ら)は新しい生活を始める準備を始めたのだった。
「問題はよぉ、お前らじゃねぇか?」
アバッキオは用意された服に袖を通しながら数人に目配せする。
「実家通いだろ?」
「…お袋に言っても爆笑されて終わりそうだ…」
頭を抱える仗助に対し、承太郎はほぼ青ざめてすらいた。
何故ならば彼の母の対応が鮮やかに目に浮かんだから。即、着せ替え人形にされるだろう。
これもいいわ、あれも似合うわ、きゃあ可愛い。想像しただけで耳が痛い。自分の母親ながら恐ろしい、と承太郎はうずくまる。
「帰れねぇ…」
ミスタやアバッキオは交換留学生であるから、専用の寮に手回しして部屋を変えて貰えばいいだけの話だ。
頭を抱える仗助と承太郎があまりにも哀れに見えたのか、ポルナレフはおずおずと手を差し伸べる。
「俺んち、来るかー?」
ポルナレフはあれで、一応フランス語の講師をしている。学校から徒歩15分のマンションに部屋を借りていて、気ままな独り暮らしだ。
「行くッス!」
「頼む」
仗助と承太郎はそれでよし、億泰は父を一人にしておけないから家に戻るらしい。幽霊の兄貴もいるし、と気楽に考えている様子だ。
「ポルナレフさん、授業はどうするんですか?」
「えっ?あ〜そうか…しまった…」
いまのいままで、そのことに気づいていなかったことにジョルノは苦笑していた。
「だぁぁ離せじじぃ!」
予想通りというか、当然ながらジョセフ・ジョースターは我が子と、可愛い孫の変貌に驚きを隠せないようだった。
それも無理はない、見た目にもごつくていかにも不良と言った様子の二人が可愛らしい年頃の娘になってちょこんと座っていたのだから。
「マジかッ?わしの夢じゃないのか?」
「じじぃ…どんな夢見てやがる」
仗助は腰まわりから離れようとしないジョセフを引き剥がそうとやっきになっている。
仗助の父であり、承太郎の祖父であるジョセフは60代の半ばに差し掛かるというのに若々しい。
「で、生活用品がいるってわけじゃな」
ジョセフは楽しそうだ。ある意味では、新しいおもちゃを見つけてしばらく退屈しなさそうだと考えているのかもしれない。
「…わしじゃサイズとかはわからんのぅ」
「彩さんをよんだらいいんじゃないですか?」
「おお!康一くん、ナイス!」
その後一瞬、物凄い勢いで全員から睨まれたことを彼はしばらく忘れられなかったという。
天才的エステティシャン辻彩の登場によって、彼ら(現在は彼女ら)は新しい生活を始める準備を始めたのだった。
「問題はよぉ、お前らじゃねぇか?」
アバッキオは用意された服に袖を通しながら数人に目配せする。
「実家通いだろ?」
「…お袋に言っても爆笑されて終わりそうだ…」
頭を抱える仗助に対し、承太郎はほぼ青ざめてすらいた。
何故ならば彼の母の対応が鮮やかに目に浮かんだから。即、着せ替え人形にされるだろう。
これもいいわ、あれも似合うわ、きゃあ可愛い。想像しただけで耳が痛い。自分の母親ながら恐ろしい、と承太郎はうずくまる。
「帰れねぇ…」
ミスタやアバッキオは交換留学生であるから、専用の寮に手回しして部屋を変えて貰えばいいだけの話だ。
頭を抱える仗助と承太郎があまりにも哀れに見えたのか、ポルナレフはおずおずと手を差し伸べる。
「俺んち、来るかー?」
ポルナレフはあれで、一応フランス語の講師をしている。学校から徒歩15分のマンションに部屋を借りていて、気ままな独り暮らしだ。
「行くッス!」
「頼む」
仗助と承太郎はそれでよし、億泰は父を一人にしておけないから家に戻るらしい。幽霊の兄貴もいるし、と気楽に考えている様子だ。
「ポルナレフさん、授業はどうするんですか?」
「えっ?あ〜そうか…しまった…」
いまのいままで、そのことに気づいていなかったことにジョルノは苦笑していた。
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とりあえずここまで作ってあった。…続き、いるのかなあ…!
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